2019年7月21日日曜日

資料特別整理期間

昔は(本郷図書館の時代は)曝書期間と言っていた。50年ほど前に実際に本に風を通していたのかは筆者にはわからないが、今でもその言葉が死語になったわけではないらしい。

2019年には休館日も含め連続11日間が休館となった。市民にとっては図書館が長期間使えないので、もっと短くできないのかという希望は多いようである。この期間にどういうことをしているのか、江戸川区立図書館 曝書って何?のページが参考になる。筆者も中央図書館で蔵書点検をボランティアとして手伝った経験があり、おおむねこういうことをしているのは確かである。

フェイスブックには篠山市立中央図書館で蔵書点検をしている動画がある。図書館には約20万冊の蔵書があるので、司書10人が2人1組で交代でスキャンするとすれば1組で4万冊をスキャンするという計算である。

篠山市立図書館では今年も作業を手伝うボランティアも募集していたが、途中の日曜日と翌月曜日は募集していないところを見ると、この両日は作業をしていない(つまり休日)と思われる。休まずに休館日を短くするかどうかは、まさに司書の労働力投入だけで決まることであると思われるから、市民の税金をここに投入するかどうかで決まることであろうと思う。実際には、司書の労働条件(1日6時間、週5日)はかなり窮屈な取り決めのようだから簡単にできることではなさそうである。
丹波篠山市広報誌の資料特別整理期間の案内

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