2019年9月24日火曜日

配本所利用数

図書館協議会で配本所の利用数が発表されていた。次の図は貸出と返却の冊数合計である。2016年分は図書館協議会の会議録に載っている数値で50冊単位の概数である。
これをみると「うそだろう」と思うのが普通だろう。西紀分室とハートピアには50冊ずつ年4回配本されているので、2016年のデータにはその往復が含まれているのかもしれない。2017年と2018年のデータには「ハートピアセンターと西紀分室の定期入れ替え50冊x年4回は除く」と注釈が付されていることも、それを疑わせる。仮にその定期入れ替え分を除くと、次のグラフになる。
こちらのほうがもっともらしい。これに対する2018年度の図書館の報告は次の通り。
市広報誌に掲載するなど周知活動を行ったが利用に地域差があり、遠隔地ほど利用数が多い傾向ではあるが、ほぼ固定の利用者が定期的に利用されている状況。
 ただ、市広報誌に掲載したのは2019年2月号と6月号だから効果は2019年度になってからでないと無理で、「周知活動を行ったが」というのは少々おこがましいのではないか。
ここには、「西紀支所西紀分室、ハートピアセンターでは中央図書館の本50冊(2カ月に1回入れ替え)を配置して貸し出しをしています。」とあるが、3カ月に1回の間違いじゃないかな。

図書館協議会は8月に開いたわけだから、広報の効果については2019年度の途中経過を報告するくらいの気持ちがあってもよい。

大人のための朗読会「くろまめいと」

図書館で2か月に1回、大人のための朗読会をしている。
幼い頃に絵本などを読み聞かせてもらった楽しさを、大人になっても味わってもらおうと活動しているのが、大人のための朗読会「くろまめいと」です。中央図書館で2カ月に1度のペースで開催している朗読会では、メンバーの中に切り絵作家がいることを生かし、朗読会と同時に「2時間だけの切り絵展」を開催して来場者を楽しませています。(市広報誌2019年3月号より
図書館のウェブサイト「行事のご案内」 に掲載されなくなったので、図書館での活動がなくなったのかと思い、ここに掲載するのをためらっていたが、活動は従来通り続けているそうだ。図書館のウェブサイトでは図書館の行事でないので掲載をやめたとのこと。

2019年9月22日日曜日

魯迅は「ルーシュン」

TRCデータ部ログに「魯迅って どうよむ? ~東洋人の読み方~」という記事がある。MARCの正解は「ルーシュン」だそうだ。ただ、日本では「ろじん」と読むのが普通なので、「ロジン」でも登録されているらしい。

そこで、篠山図書館で「ルーシュン」を検索してみた。
ちゃんとヒットするのである。一番上の「孔子と魯迅」の詳細情報を見ると
どこにも「ルーシュン」とは書いてない。それでもヒットするというのは「ルーシュン」を「ロジン」に変換する辞書を持っているということなのか。奥は深い。

2019年9月21日土曜日

新着検索のジャンル分け

新着検索ではジャンルを分けて検索できる。
NDCの区分そのままではなく、たとえば0の総記と1の哲学はまとめてひとつになっているし、2歴史、3社会科学はそれぞれ2つに分けられている。コンピュータは007にあるものも含めて「工業・コンピュータ」にまとめてあるし、5技術に含まれている家政学は別になっている。9文学は3つに区分されている。NDCの分類を知らない人でも使いやすく考えられていると思う。

付け加えるとすれば、YA(ヤングアダルト)、大活字本などであろうか。「全ての種類」は子どもの本や雑誌を除くすべてとしてくれたほうがうれしい。

こういうものを作るとどうしても間違いがある。それをチェックするのを業界ではデバッグというのだが、なかなか完全にチェックすることはできないので、気づいた利用者はどんどん図書館に教えてあげるのが、品質の向上につながる。いまのところ007情報科学は「コンピュータ」に含まれてないようだし、YA、大活字本、文庫本の一部はどの項目にも分類されていないようなので、図書館に通知しておいた。

2019年9月13日金曜日

富士通では抄録は検索不可

9月7日の記事で引用した図書「会計と犯罪」の「抄録」に書かれている情報は富士通システムでは検索不可能のようだ。
NECの丹波市ではヒットする。同じMARCを使っていても、検索の性能には大きな差がある。

2019年9月7日土曜日

MARCを使った書誌情報(最近の図書の例)

以前に例として挙げた「三島由紀夫全集 10巻」では、各図書館でバラバラな書誌情報が登録されていた。昨日西宮図書館で質問すると、1973年出版の本なので当時つくったカード型の目録を、その後電算化したときに手で打ち込んだのであろうということだ。西宮市の目録にも内容細目に漏れがあった。

最近の本では同じデータを読み込ませているのか、各図書館で同じ書誌情報になっている。次は篠山市の図書館と三田市の図書館で全く同じ。
丹波市もNECだから画面は違うが、同じデータである。
西脇市図書館はMARCが違うのか、データが違う。NDC分類や一般件名も全く違っている。
「兵庫県公共図書館調査 平成29年度版」によれば、西脇市はトーハンのMARCを使っているとのことである。(2019年9月27日追記)

2019年9月1日日曜日

「マイ本棚」を使って予約

蔵書検索をした結果見つけた本が貸出中でなかった場合は、図書館に行けば貸し出してもらえるし、配本所に行けば予約することができる。どこにも行かないで予約をして配本所に届けてもらうには、現状では貸出中になるのを待つしかない(自宅からファックスで予約できれば良いのだが、今はそれは受け付けてもらえない)。

読みたい本が貸出中になるのを待つには「マイ本棚」が利用できる。パスワードを発行してもらった後、パソコンでログインし「マイ本棚」を開いて「ユーザー情報」を設定する。
この画面では自動登録を設定しているが、必須ではない(ニックネームは必須)。

つぎにスマホ(またはパソコン)で貸出ランキングや新着図書検索などを使って読みたい本を探し出す。そしてその本が貸出可能であれば、すぐには予約できないのでマイ本棚に登録する。
この画面で「本棚に登録する」をタップすると「本棚に登録する」ダイアログが画面が出る。
ここで「読みたい」をタップすれば登録される(「読みたい」でなくても自動登録に使っていないものであればよい)。

何日かしてこの本が予約可能(つまり貸出中)になったかどうかをチェックするには、スマホ画面の一番下にある「マイページ」から「マイ本棚」を起動し、その画面の下のほうにある、「読書状況」の「読みたい」をタップすれば読みたい本の一覧が出るからその中で貸出不可になっている本(貸出中の本)をタップして予約に進むとよい。