これを使うときには何を指定したらよいのだろうか。
京都府立図書館のウェブサイトに「コラム 目録の小部屋」があり、そこに次の記事がある(一部省略している)。
No.17 内容細目について -書名のおはなし-つまり、全集の一冊に含まれる作品名を「内容細目」に指定して検索すると、見つけることができるというわけ。
府立図書館・総合資料館の蔵書検索(web-OPAC)で三島由紀夫が著した『金閣寺』を検索すると、16件の資料が検索されました。資料一覧をみると、単行本はもちろんのことですが、 さまざまな全集もリストアップされました。例えば、中央公論社が出版した『日本の文学69』を選択し 、資料詳細画面をみると、「内容細目注記」という項目の中に「仮面の告白」、「午後の曳航」、「芙蓉露大内実記」等の作品名が並んでおり、その他に「金閣寺」も並んでいました。
目録において「内容細目」とは、『日本目録規則1987年版改訂3版』の「用語解説」によりますと、「単行資料の構成部分である各著作等を列記する記録」のことです。では、上に示した例で説明しましょう。
単行資料とは『日本の文学69』を指し、固有のタイトルをもつ単独に刊行された資料のことです。各著作とは、『日本の文学69』を構成する、つまり「金閣寺」をはじめとする個々の作品のことを指します。 このように、個々の著作も検索の上で重要な手がかり(アクセス・ポイント)となるため目録に記録しています。
そこで、新潮社の「三島由紀夫全集 第10巻」を表示させてその詳細をみると、
西脇市では
猪名川町では
わが篠山市では
同じMARCを使っているはずなのにこの登録内容の違いはなぜだろうか。
西脇市では内容細目に「美徳のよろめき」が登録されているのだから、内容細目に「美徳のよろめき」を指定して検索できるはずだと思えるのだが、これができない。猪名川町や篠山市も当然できない。
西脇市では内容細目に「美徳のよろめき」が登録されているのだから、内容細目に「美徳のよろめき」を指定して検索できるはずだと思えるのだが、これができない。猪名川町や篠山市も当然できない。
篠山市では簡易検索で「美徳のよろめき」を検索してもこの本は出てこない。これも問題だ。原因は「内容」に「美徳のよろめき」が書かれていないからだが、そうなっている原因は想像するしかないが、もと紙の目録だったのをそのままコンピュータ化したということかも。紙と計算機では全然違うということが分からなかったのか。「他9編」で検索するとこの本が出てくるのも困ったものだ。
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