2020年1月23日木曜日

在架予約で「取り寄せ」を可能に(要望)

2018年の図書館協議会で、配本所の利用促進のためにインターネットから取り寄せ予約を可能にするように提案した。
(G委員)予約の割合について、貸出冊数にしめる予約の割合をみると、丹波市では2割をしめているが篠山市は1割にも満たない。篠山市では貸出中の本には予約できるが、書架にある本は予約できないことになっている。昨年度の協議会で書架にある本もネット経由で予約できる取り扱いを要望したところ、職員が足りないので、予約された本を書架から集めてくる労力が確保できないということであったが、配本所に届ける本だけやってみるというのはどうか。取り置きはできないが取り寄せはできるという方法で、ネット上から書架にある本に予約を入れ、配本所に取り寄せできるというやり方である。システムの変更が必要であれば見積書をとり、予算を確保すればよいと考えるがどうか。
(館長)棚にある本の予約は可能ならば取り組みたいと思っているが現実ではやはり難しい。丹波市は各分館をまわる担当者がいると聞いており、分館も多いので専門の人を雇っておられるようだが、篠山市では無理だと思う。
館長は前年には書架から本を集めてくる労力を問題にしていたが、今度は配本所に持って行く職員が足りないと、別の理由を挙げた。

その後検討いただいたのかどうかわからないが、先日、書架にある本について「取り寄せ」だけを可能にしている図書館を発見した。刈谷市立図書館である。「インターネット予約をするには?」というページに
受取希望館で「在架(図書館にあって貸出可能な状態)」の資料は予約できません。
と書いてある。つまり、受け取り希望館にある本以外なら書架にある本でも予約できるということである。篠山でも同じようにすれば、在架予約の件数を大幅に増やすことなく、遠隔地住民へのサービスを向上させることができる。できない理由を並べるのではなく、実現するためにはどうするかという方向で前向きに取り組んでほしいものである。
(「以外」という文字が抜けていたので訂正しました。2020/1/24)

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