そのせいか、「第2次丹波篠山市子どもの読書活動推進計画」の
第4章 第2次計画の具体的方策
3 学校等における読書活動の推進
(4)学校での読書活動推進の取組
の項目は全部で2ページあるが、高校についてはわずか1項目
・生徒に「図書室の利用案内」を配布するなど継続して利用促進を図っていきます。(継続)と書かれているのみである。高校は県教委の配下にあるとはいえ、これでは効果が期待できそうもないと思うのである。
・生徒に「図書室の利用案内」を配布するなど継続して利用促進を図っていきます。(継続)と書かれているのみである。高校は県教委の配下にあるとはいえ、これでは効果が期待できそうもないと思うのである。
【参考】体験活動 に関する質問項目
[自然体験]
・海や川で貝を採ったり、魚を釣ったりしたこと
・太陽が昇るところや沈むところを見たこと
・夜空いっぱいに輝く星をゆっくり見たこと
[動植物とのかかわり]
・花を育てたこと
・蝶やトンボ、バッタなどの昆虫をつかまえたこと
・野鳥を見たり、鳴く声を聞いたこと
[友だちとの遊び]
・かくれんぼや缶けりをしたこと
・ままごとやヒーローごっこをしたこと
・弱い者いじめやケンカを注意したり、やめさせたこと
[地域活動]
・近所の小さい子どもと遊んであげたこと
・バスや電車で体の不自由な人やお年寄りに席をゆずったこと
・地域清掃に参加したこと
[家族行事]
・家族の誕生日を祝ったこと
・家族の病気の看病をしたこと
・家族で家の大掃除をしたこと
[家事手伝い]
・食器をそろえたり、片付けたりしたこと
・ゴミ袋を出したり、捨てたこと
・家の中の掃除や整頓を手伝ったこと
※各設問に対して、「何度もある」「少しある」「ほとんどない」を回答。
文部科学省ではその後もほぼ5年ごとに計画を改定し、最近の計画は2018年4月に公表された 第四次「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」である。そして1か月に1冊も本を読まなかった児童生徒の割合(不読率)は次のように推移してきたとされる。平成13年5月に行われた調査によれば、児童生徒の1か月の平均読書冊数は、小学校で6.2冊、中学校で 2.1冊、高等学校で 1.1冊、1か月に1冊も本を読まなかった児童生徒の割合は、小学校で 10.5%、中学校で 43.7%、高等学校で 67.0%となっている。また、平成12年に行われた経済協力開発機構(OECD)生徒の学習到達度調査によれば 「趣味としての読書をしない」 と答えた生徒は、OECD平均では 31.7%であるが、日本では 55%となっており 「どうしても読まなければならないときしか、本は読まない」と答えた生徒は、OECD平均では 12.6%であるが、日本では 22%となっている。