2019年7月25日木曜日

資料収集方針

2012年に発行された図書館ビジョンには次のような記述がある。
①利用者サービスの充実
社会経済情勢や生活スタイルの変化により、市民の情報欲求も多様化・高度化してきてい ます。これらの欲求に応えるためにも、蔵書の整備・充実はもちろんのこと、バランスのとれた 蔵書構成が必要となってきます。
短期実践項目
■ 蔵書構成の検証と資料収集方針の見直し
 当館における読みもの中心の蔵書構成を今一度検証し、市民の知的欲求に 応えられるバランスのとれたものとなるよう資料収集方針を見直す。
2017年11月の図書館協議会では、上記資料収集方針見直しについて質問があり、事務局は
「読みもの」は小説や物語など文学の分類になるが、いちばんよく貸出され、利用ニーズも依然として高い。資料収集方針については、司書の意見を反映させ昨年度見直しを行った。これは内部資料として選書会議の際に活用している。
と答えている。つまり、2016年度に選書方針を見直したというわけ。

このブログの「どんな図書を購入しているか」にあるように、2017年度から情報科学を含む「総記」や「郷土資料」が大幅に増え、「哲学」や、家事を含む「技術」の分類の図書購入が激減したのは、この「見直し」の結果かと思われる。こういう大幅な変更ならば、協議会で報告してもよいのではないだろうか。

次のグラフは2011年を基準としたNDC分類別蔵書数の推移。2017年に何かあったことが明らか。

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