2019年7月28日日曜日

図書目録のデータ

昔の図書館には書名、著者、分類などを記載した何十万枚もの紙のカードを、何十もの引き出しに収納した図書目録があった。現在は蔵書検索システムがその役目を果たしている。

蔵書検索システムに入れる書誌データが必要だが、今では各図書館が独自にデータを作成するのではなく、全国の公共図書館の88.6%がTRCのデータを使っているらしい。このデータのことをMARC(MAchine Readable Cataloging =機械可読目録)とよび、もとはアメリカで規格が定められたとのことである。TRCでは約100人のスタッフが年間8万件といわれる新刊図書のデータを作成しているという。
TRC MARCのページ

篠山市の図書館もTRCのデータを使っている。ほかの図書館の蔵書検索をしたときに、その図書の詳細データが篠山の図書館と全く同じ場合があるのは、同じシステム(富士通)と同じデータ(TRC)を使っているからである。

図書館に英語の絵本を寄贈した時に司書が「MARCどうしよう」と言っていたが、TRCのデータになければ自分で作るか、ほかで探さなければならないのであった。

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