2019年8月7日水曜日

貸出ランキングの比較(富士通とNEC)

NECシステムを採用している宝塚市図書館の貸出ランキング画面。NECでは「ベストリーダー」と呼んでいる。
最近1か月の貸し出しを分析して、ジャンル別に貸し出し数の多い図書をランキングしている。このランキングを作るのは、夜間計算機が暇な時に作っておくのであろうと思われる。

富士通の貸出ランキング画面は次のようなものだ(便宜上プルダウンを二つ合成して表示している)。

 資料の種類、検索期間(1、3、6、12か月)のほか、利用者の年代も指定できるようになっている。これだけ指定する項目が多いと、あらかじめランキングを作っておくことはできず、要求があってから検索期間内の貸し出しデータを全部検索してランキングを作るほかない。富士通では蔵書検索で節約した計算機パワーをここに使っているわけだ。

それにしても、成人の年齢区分をここまで細かくするのはなぜなのだろうか。そういうニーズがあると思っているのか、それとも単にこういう年齢区分でデータを整理しているからなのか。成人の読む本で年齢に関係なく読まれている本は、年齢を指定したのではランキングには出てこなくなる。およそ無駄な指定である。現に年代指定を削除している図書館もある。「100歳以上」というのも笑ってしまう(猪名川町では「110歳以上」もある)。

ランキングに出るのは期間中に10回以上貸し出された図書だけだが、篠山市くらいの規模では10回になるには複本がなければ半年近くはかかるだろう。期間中10回というのを下げて5回以上くらいにして、期間も3か月または6か月をデフォルトにするべきと思う。

貸出ランキングを見るのは、読む本を選ぶ参考にしたいためなので、件数は最大50件くらいまで出せるようにしてほしいものである。

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