2020年10月20日火曜日

教育委員会の点検・評価

教育委員会では毎年「教育委員会の点検・評価」を公開している。令和元年度(2019年度)については2020年9月末に公開された。

その中には地方教育行政の組織及び運営に関する法律 第26条にもとづき、外部有識者の知見も反映されており、森田恭弘氏(元篠山中学校校長)の総評には次のように書かれている。
 すべての教育施策について、担当者より実績と成果、課題と次なる展開を説明していただいた。丹波篠山市においては、「一人一人が光り輝き、生きがいをめざす」を教育理念に、教育委員会、学校園、保護者、地域、関係者が一丸となって課題解決に取り組んでおられることを改めて知ることができた。ここでは、四つの施策に絞って意見を述べさせていただきたい。
(中略)
 四つ目は「図書館事業の充実」である。中央図書館、市民センター図書コーナーを中心に、生涯学習のセンターとして充実・発展が図られており、大いに評価できる。しかし、市民にとって活用しやすい状況にあるだろうか。例えば、遠隔地域の住民はどれだけ利用できているか、配本所など出張図書館サービスをどれだけの市民が活用しているか。市民がより利用しやすい図書館ネットワーク・サービスの構築を検討いただきたい。また、学校に配置されている学校図書館支援員は3名だが、図書館教育の充実のためにも増員を検討できないだろうか。
 丹波篠山市の教育課題を解決していくためには、地域人材をいかに活用するかが大きなカギを握っているのではないか。力になりたいと考えておられる市民は多くおられると思う。豊富な人材を発掘し、研修の機会を持ち、様々な活動に関わっていただくことによって、教育の基盤は広がり、隙間のない教育活動が期待できる。私自身も協力させていただきたいと考えている一市民である。 

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