2023年5月から丹波篠山市の図書館システムはNECになることが内定した。
県内では福崎町が富士通からNECに、尼崎市が三菱電機からNECに変更しているが、それぞれのウェブサイトを見ると
- クライアントの画面サイズに合わせてレイアウトを変えるレスポンシブデザインを採用しているので、スマホやタブレットでも同じサイトを使用できる
 - 上記の帰結としてスマホ専用サイトが廃止されている
 - 従来型の携帯電話ユーザーが減少したからか携帯電話用のサイトもなくなっている
 - 画面の見た目は変わっているが基本的な機能は丹波市などの前世代のシステムと大きな差はない
 
NECシステムの富士通との違いで気づくのは
- 「詳細検索」で富士通では「個人件名」、「一般件名」、「学習件名」などを区別して指定する必要があったが、NECでは指定できる項目に「キーワード」があり、専門知識が無くても使いやすいのではないか。
 - 検索のときに「一般書」と「児童書」を指定でき、ノイズが減ることが期待できる
 - NECは漢字1文字のキーワードでも検索できる(富士通は2文字以上)
 - 富士通は「領土」で検索した場合「北方領土」があってもヒットしないケースがあったが、NECは「恋」で検索すると「恋愛関係」などもヒットするようだ
 - 検索結果の表示画面は「カードモード」と「シンプルモード」の2つから選ぶことができる。また、本の表紙画像を表示するかどうか指定できる(スマホの場合の通信料節約)
 - 貸出ランキングは富士通ではジャンル、期間を指定してランキングを作成できるが、NECは決められたいくつかのジャンルと期間について夜のうちに作成されたものを表示するだけ
 - 個人のパスワードを新規作成する機能や、スマホにバーコードを表示することで貸出カードの代わりにできる機能がある
 - 「日本十進分類から探す」の場合、富士通は5桁(例:210.76 日本史太平洋戦争後)を指定できるが、NECを使う尼崎市の場合は3桁のみ(例:210 日本史)で1000件で検索打ち切りになる。NECの旧バージョンを使う芦屋市では210は指定できず、211 日本史北海道地方~219 日本史九州地方だけしか指定できない(バグか)。
 
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