2019年7月15日月曜日

蔵書回転率(他市比較)

蔵書回転率を近隣と比較した。
市の中心となる図書館には一定の規模が必要とすれば、人口の少ない市では蔵書回転率が低くならざるを得ない。したがって回転率が高いことをよしとするものではない。しかし、回転率が低いのは経済効率が高くないことには間違いない。

6館を擁する丹波市と比較すると、人口と一般書貸出冊数はともに63~64%であるが、蔵書数は55%しかないので効率的ともいえる。その蔵書数で同じ程度の一人当たり貸出冊数が実現できているのは、回転率が15%ほど高いことによるわけだが、それは数少ない図書館の周りに人口が集中しているためであり、遠隔地の利便性は多少犠牲になっているわけである。

ようするに、丹波市は全体では丹波篠山市よりも大きいが、図書館に関して言えば小さい市がたくさん集まっている状態のようになっていると言えるのである。

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