2019年7月10日水曜日

どんな本が読まれなくなったのか

一般書の貸し出しが減っているが、ではどの分野の本が減っているのか。
2011年から2017年にかけて一般書の貸し出しは3万冊減っているのだが、そのうち1万2千冊は「技術」で、顕著に減少している。「技術」には「59 家政学.生活科学」が含まれているので、大半はこれだろうと推定できる。子どもの本の貸し出しは減っていないのでお母さんは図書館に来ているのだが、家事関係の書棚には来なくなったということか。スマートフォンが普及して家事の情報はネットから得るようになったのだろうか。

小説も減っているが文庫と合わせれば減少は4千冊である。そのほかには「哲学」「社会科学」「産業」「芸術」が、それぞれ2~3千冊ずつ減っている。下図は貸し出しの少ない分野のグラフを拡大したもの。

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