2019年8月17日土曜日

レファレンス件数の推移

教育委員会が出している「篠山の教育」では 2015年度から数値目標が導入された。そして中央図書館のレファレンス件数に 2015年度は900件という目標が設定されたが、実績は 304件に過ぎなかった。それに対して 2016年(平成28年)9月14日の教育委員会で次の問答があった。
(垣内委員)資料編7ページの成果指標について、数字の根拠を示してほしい。また、中央図書館レファレンスサービスの充実について、成果指標が年間の調査相談件数 900件以上に対し、実績 304件となっている。達成度がかなり低いものについては、その理由や成果指標が適正であったか考えていただきたい。
(赤井館長)レファレンス件数については、26年度の件数に対して、若干多めに設定している。レファレンスは、市民からの問い合わせがあってのことなので、こちらから働きかけるものではなく、今後検討する。
(前川教育長)こちらから積極的に働きかけて数字が増減するものではないということか。
(垣内委員)そうであれば数字をあげなくてもよいのではないか。
(前川教育長)数字を出す以上は工夫がいる。
そして 2016年度は 600件の目標に対し 218件であった。2017年以降はレファレンスは別の項目の一部になり数値目標はなくなっている。

なお、2015年度のレファレンス 304件の内訳であるが、2016年8月に開かれた図書館協議会資料によれば
  • 一般レファレンス 1件
  • 児童レファレンス 132件
  • 郷土レファレンス 5件
  • クイックレファレンス 166件
とのことである。「カウンターなどその場で回答できるものがクイックレファレンス。調査や資料探索などを行なう必要があり、回答までに日数がかかるものがレファレンス」(2017年第2回図書館協議会会議録)とのこと。

なお、「きらめき教育プラン」では2010年度の 170件から毎年 10件ずつ増やして、2014年度には 210件とする計画であった。

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