2019年8月6日火曜日

蔵書検索の仕組み比較(富士通とNEC)

蔵書検索の仕組みはメーカーによって違うようだ。

丹波市で採用しているNECの場合はキーワードが書誌情報に含まれているか、全文検索をしているように見える。極端な例だが「と平 ストイ」でも「戦争と平和」が見つかる。全文検索するためか、数秒かかる。

篠山市で採用している富士通はあらかじめ各図書ごとにキーワードを見つけておいて、利用者が入力したキーワードが図書ごとのキーワードに一致するかどうかで判定していると思われる。これは計算機の負荷を減らし検索結果を出すまでの時間を短縮する効果がある。丹波市に比べると確かに早い。

篠山市では「平和 トルストイ」で検索したのでは「戦争と平和」は見つからない。「平和」というキーワードが「戦争と平和」に割り当てられていないためである。ただし、かなのキーワードは全文検索すると決めているようである。「へいわ トルストイ」だけでなく「とへい トルストイ」も大丈夫である。

富士通で残念なのは同じ本でも図書館ごとにキーワードの選定が異なることである。三田市では「平和 トルストイ」でも大丈夫。篠山市でも同じようにしてほしいものだ。

富士通システムを使っている他市の図書館では「蜜蜂 遠雷」「素敵 日本人」「コーヒー 冷めない」で本が見つかるのに篠山では見つからないという例を挙げて、2年前に対策をお願いした。これらは篠山図書館でも検索結果が出るようになったが、そのとき例として挙げなかった「戦争 平和」「ラプラス 魔女」は直っていない。根本原因を直してくれないというのは悔しい。

小説の題名では問題は大きくないが、「領土 解決策」で「北方領土・竹島・尖閣、これが解決策 (朝日新書)」が見つからないのは蔵書検索としては困る(三田市では見つかる)。

0 件のコメント:

コメントを投稿