2018年度の図書館年報から蔵書数統計の分類が変更された。それから1年たった2019年度のデータを見ると全集が41冊、大型が112冊減少していることがわかる。ほかの分類でも行方不明はあるのだろうが、購入した本と打ち消しあってその数はわからない。
盗難だろうか。単価が5,000円とすれば一年で76万円の損害である。開館当初にはずいぶん被害が多かったと聞いた記憶もある。2019年5月29日の教育委員会では次の発言が記録されている。
(館長)監視カメラ設置前で、最も被害があったのが平成17年度の583冊、約255万円である。平成29年度では、130冊、15万円の被害に減少した。監視カメラは平成17年度末に設置している。2019年度には館内防犯監視カメラの更新として1,408千円の予算が確保されていたが、蔵書点検をするまで盗難が分からないのであれば、いつ盗難されたかが分からず、効果はないのではないだろうか。
ほかの図書館の例だが、芦屋市ではこういった本はカウンターの前を通って入る別の区画に置かれ、その区画にはカバンなどは持ち込みできないことになっている。西宮市では、各図書館の入口に無線式盗難防止装置が設置されている。篠山は都市部から離れてはいるが、盗難のプロからみればあまりにも無警戒なのではないだろうか。
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