2016年11月9日に開かれた図書館協議会の資料に、その前年度(2015年度)の篠山市立図書館の年間予約件数は24,908件、同じ年の丹波市立図書館の予約件数は82,190件と書かれていた。個人向け貸出冊数に対する比率はそれぞれ9.5%と21.1%である。
丹波市は在架予約を認めており篠山市は認めていないので、これが2倍の差の原因であろうと筆者は考えて納得していた。ところが最近「兵庫県公共図書館調査」に掲載された丹波篠山市立図書館のデータを見て驚いた。なんと2019年度の予約件数は2015年度の半分以下の11,117件となっているのである。
さかのぼって調べると、2016年度から予約件数が半減していることが分かった。こういうことは何らかの原因がないと起きないので、年報をさかのぼって調べたが原因となりそうな制度変更などの記述は見つからない。唯一原因になりそうなのが、2017年3月に図書館システムを更新したこと。2016年度の統計データは更新後の2017年4月にシステムから抽出したはずなので、それまでの操作方法が引き継げなかった可能性があると思える。
それにしても、本当の予約件数はどちらに近いのだろうか。
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