2019年7月31日水曜日

登録率72%は正しいか

図書館年報の29年版では登録者数は 29,432人であり、人口の72%である。いっぽう、ここ3年間の実貸出利用者数(何度も貸し出しを受けても同じ人は一人としてカウントした人数)は、6,951人、 6,618人、 6,620人である。29,432人の登録者中、少なくとも 9,243人は3年間に一度も貸し出しを利用していないわけである。

図書館のウェブサイトでは
利用者カード更新のお知らせ
ご登録から3年が経過した利用者カードについて、更新手続きを行っております。
と書いてある。貸し出しをせずに登録を更新することも理論的には可能だが、まずそれはないとすれば、登録者数の中には期限切れのものが相当数含まれているということだ。たぶん、住民登録や戸籍とは関連付けていないだろうから、ゆうれい登録者も含まれているのではないだろうか。4年で9%増えているから、そのうち人口を上回って気づくのかも。

2015年9月15日に開かれた図書館協議会では次のような問答が会議録に記されている。
(C委員)登録率の増減は人口の増減も影響するであろう。
(会長)利用者カードを3年ごとに更新されているが、登録者数は一度登録された方の数で更新は反映されていないのか。
(事務局)更新を反映している。実際に利用できるカードをお持ちの人数である。
すくなくとも協議会に出席した幹部職員はわかっていないということだ。

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