2019年7月30日火曜日

「図書館はどのくらい市民に利用されているのか」

NECの図書館システムの開発に携わっていた高野一枝というひとが、「図書館つれづれ」というブログを書いている。

そのなかに
内野安彦氏の「図書館活用術」講座 in 船橋市中央図書館
という回があり、そのなかに
図書館はどのくらい市民に利用されているのか
ある自治体の貸出実績分析によると、「カード保持者は市民の20%だが、年に1回でも貸出サービスを利用したものはその半数であり、その中の1割の利用者が9割の貸出図書数を占めていた」とのことでした。即ち、図書館は市民の1%のヘビーユーザーによって使われているということです。この数値、どう受け止めますか?大量に持ってくるリクエストに制限をかけているのかどうか、図書館界のそんな数値も知りたくなりました。
と書いてあった。

人口1人当たり年間貸出冊数(貸出密度)が篠山市では7冊/人であるから、もし人口の1%のヘビーユーザーが9割の貸出点数を占めているとすれば、その人たちの平均は630冊/年ということになる。ちょっと、眉に唾をつけて読まなければいけない気もする。

篠山市の場合、カード保持者は市民の70%、貸出サービスを利用したのは6,600人だから、人口の17%程度である。

ちなみに、この内野安彦氏の最初に勤めていた図書館を筆者は当時何度も利用したことがある。書架を照らす照明が書架の一番下に上を向けてつけられていて、まぶしかったことを覚えている。氏の責任ではないかもしれないが印象に残っている。

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