2019年7月30日火曜日

ボランティアが貸出業務を

芦屋市図書館の打出分室は、村上春樹のデビュー作「風の歌を聴け」にでてくる「猿の檻のある公園」に近い、石造りの歴史的な建物に入っている。財政難のために市当局が閉鎖しようとしたのを、ボランティアが運営するからということで閉鎖しないことを認めてもらい、以来14年間窓口業務も含めボランティアが運営してきたという。今は職員がいるようになり、ボランティアをしていた人たちは別の形で図書館の運営を助けているときいている。

図書コーナーでは利用者の秘密を守るということで、ボランティアは書架整理とセルフ貸出機の操作援助だけをすることになっており、予約本の受け取りも職員のいる時間帯しかできないことになっている。芦屋市では、教育をすることでボランティアにも貸出業務を任せたということだ。

図書館協議会でこの事例を紹介したが、図書コーナーの場合は、今よりもボランティアの仕事を増やすと、今でも難しいボランティアの確保がさらに難しくなるだろうということであった。

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