2019年7月12日金曜日

防犯カメラ

2018年秋の図書館協議会で防犯カメラの充実のため約72万円の予算要求をするという話があった。今年の6月25日には市議会の総務文教常任委員会が予算案の審議のための事前調査に図書館に来たという。予算になるには、ほぼ1年がかりなのだということが分かった。

その前の5月29日の教育委員会では次のような質疑があったと会議録に記されている。

(委員)図書館管理運営費の館内防犯監視カメラシステム更新について、防犯カメラを設置することのメリットを教えてほしい。
(館長)監視カメラ設置前で、最も被害があったのが平成17年度の583冊、約255万円である。平成29年度では、130冊、15万円の被害に減少した。監視カメラは平成17年度末に設置している。
(委員)いたずら本、切り抜きをされた本などは発生しているのか。
(館長)今年度は発生していないが、これまでは発生していた。
(委員)いたずら本等の多発兆候がみられたら、しっかりと周知、啓発を行ってほしい。

2005年の被害本の単価は4,370円であり、2017年では1,150円である。前者は開館3年目で警戒心が薄い図書館の高額本を狙った窃盗であったと思われる。年15万円の被害に対して141万円をかけてカメラを増設するのかという疑問はある。

図書館協議会の説明では72万円だったが、教育委員会の議案では館内防犯監視カメラの更新141万円になっていた。最近の被害の10年分だが、そういう議論はなかった模様。

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