2019年10月11日金曜日

子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究

国立青少年教育振興機構サイトに表題の報告書が出ている。

高校生の不読率が高いといわれるがそれは読書が嫌いなわけではない。読書が好きな生徒の割合は中学生にくらべて大幅に少ないわけではない。


しかし、「とても好き」の割合は高校生になると明らかに減っているのである。
このグラフの説明として「就学前から中学時代までに『本を読んだこと』や『絵本を読んだこと』などの読書活動が多い高校生・中学生ほど、1 か月に読んだ本の冊数や 1 日の読書時間が多い。 」と書いてある。確かにそうだが、それは因果関係なのか、中学生まで読書好きだった子は高校生になっても本をよく読むということなのかはわからない。

こんなグラフもある。
読書も大切だが、体験活動はもっと大切ということか。ちなみに体験活動は次のような質問で測定している。
【参考】体験活動 に関する質問項目
[自然体験]
・海や川で貝を採ったり、魚を釣ったりしたこと
・太陽が昇るところや沈むところを見たこと
・夜空いっぱいに輝く星をゆっくり見たこと
[動植物とのかかわり]
・花を育てたこと
・蝶やトンボ、バッタなどの昆虫をつかまえたこと
・野鳥を見たり、鳴く声を聞いたこと
[友だちとの遊び]
・かくれんぼや缶けりをしたこと
・ままごとやヒーローごっこをしたこと
・弱い者いじめやケンカを注意したり、やめさせたこと
[地域活動]
・近所の小さい子どもと遊んであげたこと
・バスや電車で体の不自由な人やお年寄りに席をゆずったこと
・地域清掃に参加したこと
[家族行事]
・家族の誕生日を祝ったこと
・家族の病気の看病をしたこと
・家族で家の大掃除をしたこと
[家事手伝い]
・食器をそろえたり、片付けたりしたこと
・ゴミ袋を出したり、捨てたこと
・家の中の掃除や整頓を手伝ったこと
※各設問に対して、「何度もある」「少しある」「ほとんどない」を回答。

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