2020年9月15日火曜日

富士通 新システムへの要望

 猪名川町大阪府藤井寺市松原市の各図書館に納入された富士通の新しいシステムについて要望をまとめておくことにした。

  1. 猪名川町では詳細検索に「学習件名」がないが、藤井寺市、松原市では設けてあるので、これは希望すれば付けられるようだ。
  2. 猪名川町で「とくう」を検索すると「土偶界へようこそ 縄文の美の宇宙」がヒットするところを見ると、濁点は無視されるようだ。「りょうど」でけんさくすると「利用と」など余計なものがヒットするのでノイズが増えるようになった(注1)。従来は濁点は無視されず、ノイズは多くなかった。
  3. これまでは漢字よりもひらかなで検索するのがおすすめと思っていた(たとえば「領土」で検索すると「北方領土」という文字が書名にあってもヒットしないから、「りょうど」で検索するほうが漏れが少なかった)が、前項のように新システムではノイズが増えているので漢字でもしっかり検索できるようにしてほしい。具体的には書名だけでも全文検索してほしい。
  4. 詳細検索で一般向け図書・子ども向け図書の選択ができないのは従来と同じ。NECならどこにもあるのに。
  5. 詳細検索では、丹波篠山市など旧バージョンではデフォルトで表示されていた「書名等」「著者名等」が指定できなくなった。
  6. 検索結果を1ページに何件表示するかを利用者が設定できない。猪名川町は100件、松原市、藤井寺市では10件である。丹波篠山市は10件から100件まで4段階で選べる。
  7. 検索結果のページ間の移動は「前へ」「次へ」しかなく、指定したページへの移動ができない。
  8. 検索結果から1冊を選んで詳細を表示して、ブラウザの「戻る」ボタンで元のリストに戻ると最初のページに戻ってしまう。2020/9/21取り消し
  9. 検索打ち切り件数は猪名川町では5,000件。藤井寺市、松原市では500件。丹波篠山市は500件。
  10. キーワードを追加して「絞り込み検索」をすることができなくなったので、検索打ち切り件数が増えてもあまり意味がなくなった。キーワードを追加して初めから検索をし直すことになる。ただし、従来のシステムでは検索したキーワードが残ったままの画面に戻れたが、新システムではキーワードは消えてしまう。
  11. 詳細検索でサジェスト機能をONにしていると、2つ目の条件を入力できない。一つ前のバージョンである三田市のシステムでは、サジェスト機能を生かしていても画面をクリックすると消える。

  12. 「温暖化 日本」で検索すると、「『地球温暖化』の不都合な真実 日本評論社」がヒットする。期待していなかった結果だがこれは従来と同じだ。
  13. 貸出ランキングの利用者年齢別は藤井寺市では廃止されている。
  14. 貸出ランキング、予約ランキングの最大表示件数は猪名川町、藤井寺市では50件、松原市では20件。丹波篠山市も20件。従来のスマホ用画面では各市とも最大で10件しか表示できなかったので進歩。これを表示させて予約するという使い方をする人にはもっと多いほうが便利かもしれない。
  15. ランキングは各市とも1ページに10件しか表示されない。従来も10件だった。
  16. 丹波篠山市では子ども向けの本の貸出が多いので、貸出ランキングのデフォルトは一般向けの本だけが出るようにしたい。できればランキング検索の設定がクッキーで記憶できるようにしてほしい。

(注1) 猪名川町で「りょうど」を検索すると、115冊がヒットする。その内訳は、
  • 簡易検索で「領土」でもヒットするもの:46冊
  • 「北方領土」が書名に含まれ「領土」での検索に漏れたもの:22冊
  • 書名、著者名に「量と」「利用と」「遼東」「良道」など:22冊
  • 詳細、細目に「利用等」「両道」「陵と」「領土」など:17冊
  • その他ヒットする理由が不明なもの:8冊

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