2022年7月19日火曜日

雑誌最新号のネット予約解禁を希望

 丹波篠山市立図書館では5月からネットからの在架予約が解禁されたが、雑誌の最新号については今もネット予約ができない。図書館に問い合わせると

最新号の予約については、制限付禁帯資料となっており

  • 1人目の予約は窓口か館内でのOPACのみの予約となり、
  • 1人目が予約をされた時点で、禁帯が解除されます。
  • 2人目からはネットからでも予約ができるようになるということです。

という答えをもらったが、現実には1人目が予約をしても「禁帯が解除」にはなっておらずネットからの予約ができないままである。

近隣4市町の図書館について調べたところ、すべての図書館で最新号もネット予約ができるようになっている。

■最新号は禁帯出だがネット予約が可能

  • 猪名川町(富士通)
  • 西脇市(富士通)
  • 三田市(富士通)
  • 丹波市(NEC)

■最新号は禁帯出で、窓口予約は可能だがネット予約はできない

  • 丹波篠山市(富士通)

2022年5月18日水曜日

富士通システムのメニューが不親切

 富士通の新しいシステムでは「利用者メニュー」のある場所が不適切だ。

「利用者メニュー」のボタンは画面の右上にあるが初めてでは見つけるのが難しい。「無いはずはない」と思って執念深く探す人でないと見つけられない。画面左に縦に並んでいるメニューの中に入れるべきだ。

前のバージョンでは他のメニューと同じ場所にあったから改悪だ。画面のきれいさではなく使い勝手を考えたデザインが望まれる。

スマホが図書館利用者カードになる図書館も

 加東市の図書館協議会会議録に次のような問答が載っている。

NECのシステムではスマホで蔵書検索にログインすればバーコードを表示できるらしい。職員がバージョンアップの内容を事前に知っているのも、当たり前のことではあるが素晴らしい。

豊中市ではすでに実施されているようだ。

https://www.lib.toyonaka.osaka.jp/2021/12/121-3.html

2022年5月8日日曜日

在架予約始まる

 丹波篠山市立図書館では5月1日からネット経由の在架予約が可能になった。これまでは予約貸出の全貸出に占める割合は5%程度だったが、これからはかなり増えることになるだろう。

伊勢市の図書館では2019年4月から在架予約を開始したそうで、予約数が増えてきている。在架予約開始前の予約の割合は現在の丹波篠山市と同程度の5%だったが2020年度には8%まで増えてきた。

ちなみに伊勢市では年間貸出数は約70万冊である。
丹波篠山市では今後は予約された図書を集めて回る仕事や配本所に回送する仕事などが増えて司書の業務負荷が増えることになる。ほかの図書館ではネットで予約された場合には電話連絡はしない(富田林市)とか、図書が所蔵されている図書館では受け取れない(「取り置き」はできない:刈谷市)などの例がある。

2022年4月30日土曜日

岩波新書の回転率

 2020年度の年報で初めて「岩波」という分類項目ができた。

蔵書数は図書コーナーに1,879冊、年間貸出は39冊。わずか2%の回転率である。

蔵書検索システムで調べると、岩波新書は合計で2,348冊、図書コーナーには1,565冊、中央図書館には1,184冊となっている。上記39冊の貸出に対応するのはおそらく図書コーナーにある岩波新書専用書架の蔵書であろう。

図書コーナーの岩波新書1,565冊のうち2013年以降のものはわずか2冊、2008年以降でも49冊しかないから、これでは新書というのもおこがましいくらいの古さである。古い本は魅力がないということの表れであろうか。

2022年4月20日水曜日

篠山軽便鉄道についてレファレンス

 篠山軽便鉄道について知りたいというレファレンス依頼があったと「本の森」4月号に出ている。


国会図書館の「レファレンス協同データベース」には「篠山軽便鉄道が何色だったか知りたい」というレファレンス事例が紹介されているなど、「篠山」をキーワードにするレファレンスが64件も登録されているので、こういうレファレンスを受けたらこのデータベースを検索することは必須であろう。

現在は郷土関係のレファレンス結果を図書館システム内蔵のデータベースに登録している由だが、今のままでは図書館システムと国会図書館の両方のデータベースを検索することになるので、今後は図書館システムのデータベース利用をやめて国会図書館のシステムに移行するべきであろう。また図書館システムのベンダー変更がしやすいようにしていくことも考慮する必要がある。

第2次図書館ビジョンで「国立国会図書館のレファレンス協同データベースに参加します。」とされているのは正しい方向と思う。実は2002年の図書館ビジョンでも同じように記載されていたのに10年間実施されてこなかった件だが、今度こそ実行してほしい。

2022年4月16日土曜日

蔵書数と貸出数

 ジャンル別の年間貸出数とそのジャンルの蔵書数はどういう関係だろうか。年報のデータをグラフ化した。

まず蔵書数と貸出数。斜めの破線は回転率1.0を示す。小説と文庫は回転率が高く社会科学と文学、郷土資料は低い。

貸出数と購入冊数の関係。上の図と似ているから基本的には蔵書数のバランスを維持するように購入されていることが分かる。ただし文庫本はその比率が増加するように購入されている。


2011年からの蔵書数の毎年の変化を見ると、毎年同じように購入されているわけではないことが分かる。2018年度、2020年度の年報では分類が変更されていて、変化をとらえるのが難しいので空白にしている。
  1. 2011年の蔵書数に比べて2012年以降「社会科学」の購入割合が高い。
  2. 2011年の蔵書数に比べて2013年以降は「自然科学」が増加。
  3. 2014年、2017年は「哲学」の購入が少なく、「郷土資料」が多かった。
  4. 2015年以降「文庫」が増加。
  5. 2014年以降「技術」が減少。とくに2017年には激減した。2019年には回復。「技術」には家政学(料理手芸など)が含まれる。

2022年4月14日木曜日

年齢別貸出数

 年齢別の貸出数は図書館から統計が発表されているが、児童書を親のカードで借りていくなどの例が無視できないくらい多い(2018年度の児童書貸出数は123千冊なのに12歳以下への貸出冊数は53千冊)ので、絵本、児童書、YA(ヤングアダルト)、一般書に分けてその動向を見るほうが年齢別の貸し出し傾向が分かるのではないかと思われる。

まず人口だが、丹波篠山市ではベビーブーマー以下の年代では減少してきており、成人人口は一貫して減少している。

その結果、上述の図書の分類に対応すると思われる年代の人口はいずれも減少している。特に中学生・高校生の年代は減少が著しい。また、2020年の統計で0-3歳の人口が減っているので今後は幼児から小学生、さらに中学生高校生へと人口の減少が順次進むと思われる。

上記年齢区分の人口と絵本、児童書、YA(ヤングアダルト)、一般書を対応させて、一人当たり年間貸出数をグラフ化すると次のようになる。破線のグラフは右目盛りであることに注意。絵本と児童書は一人当たりの貸出数が増加傾向であったが、2020年は新型コロナの影響を受けてか激減した。このグラフは団体貸出をふくめているので個人貸出の減少比率はもっと大きい可能性がある。(2022/4/17追記)
今後は全体の貸出密度を引き上げてきた幼児および小学生の人口比率が下がっていくので、貸出密度を上げるのはおろか維持するのさえ非常に難しいと思われる。

2022年4月13日水曜日

年齢別登録率

 2020年年報の登録者数と実利用者数(年度内に一度でも貸し出しを受けた人の数)を人口と対比させた。

19歳から39歳までの3つの年代区分では人口よりも登録者数のほうが多い。転出した人の登録を抹消できていないのか、それとも市外の住民が多数登録しているのか。2013年度(平成25年度)年報では実貸出利用者数 7,306人中、市外居住者はわずか189人(2.6%)であったし、その後開始された丹波市との相互利用登録者数は2020年度で362人とされているから後者の可能性は低く、転出した人の登録が残っている可能性が高い。

30歳代、40歳代の利用率が高いのはこの年代の女性が子供のために絵本や児童書を自分のカードで借りているためであることが分かっている。年齢別の一般書貸出数の統計こそが読書傾向を示すものであるので、適切な方針の立案のためにも統計の充実をお願いしている。

2022年4月11日月曜日

新型コロナ時代の貸出数

 2020年度の年報が出て年間貸出数が明らかになった。

一般書の貸出数は約10%減少した。開館日数は286日から270日に5.6%減少だった。

分類別では文庫は増加したが、小説、技術(家政学を含む)、歴史が大きく減った。下のグラフはその拡大図である。社会科学、芸術、言語、郷土資料も減っている。

児童書を含む全貸出数の変化は次の通りであった。一般書が減少の趨勢にあったのとちがって児童書は減少していなかったが、2020年度は児童書のほうが大きく減少した(16%減)。
ちなみに、実利用者数(年度内に一度以上貸し出しを利用した人の数)は次の通り。18歳~21歳と22歳~29歳の減少は少ない。

2022年3月30日水曜日

富士通システムでも一般書児童書を区別して検索できる

 富士通システムでは検索のとき一般書児童書を区別できる図書館が見つからず富士通ではできないのかと思ったが、やはりそんなことはなく実施している図書館が複数見つかった。図書館から要求があればできるのだとわかった。次の図は大阪府富田林市立図書館だが、ほかに栃木県矢板市立図書館でも区別して検索できる。図書館職員の意識次第ということだ。